南原弘樹税理士事務所 > 税務相談 > 【税理士が解説】IT導入補助金の特徴|個人事業主も利用できる?

【税理士が解説】IT導入補助金の特徴|個人事業主も利用できる?

IT導入補助金は、申請手続きが比較的簡単で、多くの事業者が活用しています。

本記事では、IT導入補助金の特徴と個人事業主も利用できるのか考えていきたいと思います。

IT導入補助金の特徴

IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者が業務を効率化し、生産性を向上させるための支援金で、ソフトウェアやサービスなどのITツールを導入する際に使えます。

ここでいう小規模事業者とは、個人事業主も含まれるためIT補助金を利用することができます。

補助金の対象になるITツールは、事前に審査を受けていて、補助金の公式サイトに一覧が掲載されています。

また、相談やサポート費用、クラウドサービスの利用料も補助の対象になります。

補助金の申請は、中小企業や小規模事業者が、登録されたIT導入支援事業者と提携する必要があります。

IT導入補助金の対象者

IT導入補助金の対象者は中小企業や小規模事業者です。

具体的な条件は商業・サービス業であれば5人以下、宿泊業・娯楽業は20人以下、製造業その他は20人以下で、日本国内で事業を営んでいることが条件で、外国での事業は対象外です。

また、開業届を出していることも必要です。

事業を始めたばかりでも申請は可能ですが、継続性や将来性が審査に影響することがありますので注意が必要です。

IT導入補助金の枠について

IT導入補助金は、企業がITツールを導入する際の支援を目的とした制度です。

補助金にはいくつかの枠があり、それぞれに特徴があります。

たとえば、通常枠はITツール導入費用の最大75%を補助し、特別枠はさらに高い補助率が適用される場合があります。

これらの枠は、企業や個人事業主の規模や導入するITツールの種類によって異なります。

特に、特別枠では地域活性化や業務効率化を目的とした導入が重視されることが多く、補助額が増額されることもあります。

具体的には、クラウド型の業務管理ツールやAIを活用したシステム導入が対象です。

企業や個人事業主にとって、IT導入補助金を活用することで、業務効率の向上や競争力強化が期待できるため、活用のチャンスです。

 

補助金の枠

概要

具体例

通常枠

中小企業が一般的なITツールを導入する際に利用

会計ソフトや顧客管理システムの導入

インボイス枠(会計ソフト)

インボイス制度に対応した会計ソフトの導入を支援

仕訳入力や請求書発行が可能なソフト

インボイス枠(受発注システム)

受発注業務のデジタル化を支援

EDIシステムや受発注管理ソフト

セキュリティ対策推進枠

セキュリティ強化を目的としたIT投資を支援

サイバー攻撃対策ソフト

複数社連携IT導入枠

複数の企業が共同でIT導入する際の支援

共同受発注システムの導入

まとめ

今回はIT導入補助金の特徴と個人事業主にとっての利用可能性について解説しました。

補助金の申請に不安な際は、税理士に相談することをおすすめします。

よく検索されるキーワード

KEYWORD